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おべんとうことりのこと12


2月です。

そろそろ味噌仕込みの季節です。

毎年この時期に

地域の農家さんに御協力を頂いて

お味噌を仕込みます。

寒仕込みといって

お味噌は寒い冬の時期に仕込むのがよいと言われています。

味噌はじっくり、ゆっくり時間をかけて発酵させていくことで

味に深いこくやうまみがうまれます。

寒いこの時期に仕込むことで

きちんと10カ月以上をかけてじんわりと発酵が進み

おいしい良い味噌が出来上がるというわけです。

市販で販売されているお味噌の多くは、

加温醗酵といって先に温度を加えることによって

発酵を早くすすめ、ほんの数カ月で完成させています。

また、店頭で味が変わらないように、保管がしやすいように

発酵を止めるための酒精を添加しているものも

多くあります。

お味噌は人間の力だけでは決して完成させることができず

自然の力をお借りして作らせてもらっている

すばらしい調味料です。

経済を考える時、

私達の都合で

その工程を早めたり、遅らせたり、止めてしまったり

そんな風に無理に人の力をいれるのは

どうしても仕方のないことなのかもしれません。

でもおべんとうことりで使うお味噌は

人の力の及ばないところで

寒さの中しずかに発酵を進めていった

かわいい私のお味噌を使います。

さて、

今年は2樽34キロくらい。

仕込みます!

みなさんに手伝ってもらいながら(笑)

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