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おべんとうことりのこと26


私は「庭人」です。

毎月「ろばのこ」という絵本とおもちゃの専門店から

「庭しんぶん」という新聞が発行されています。

こどもは無料

大人は100円

本当に小さな力ですが

この新聞の発行に「おべんとうことり」も

協力させていただいています。

そして

「庭人」と認定(笑)を頂いています。

「庭しんぶん」とは毎月一つのテーマにそって

記事がつづられ、関連する絵本や書籍の紹介

大人や子供のエッセイやダイヤリーなどが掲載されています。

環境問題や子供を取り巻く事情など

重く深くなりそうな記事も

ちっともお説教っぽくなく、

ぜんぜん押しつけがましくもなく

小雨が地面にそっとしみこむように

やさしくじわりと心に入ってきて

私はどうしたらよいのかなっと

自然と自ら考えたくなるような

そんな新聞です。

私は子供が大好きですが、

この新聞を読んでいると、

この気持ちは「母性」というだけではなく

子供の見ている目線や感性、行動

子供を愛する人が作り出す環境

そういうすべてが好きなんだなぁと感じます。

さて、

前置きが長くなってしまいましたが

今月号の「庭しんぶん」にもとても素敵な記事がありました。

今月のテーマは「野菜」です。

抜粋させていただくと

”忘れちゃいけないのは、

ぼくたちが自分の力で野菜を育てているわけ

じゃないってこと。ぼくたちはお世話をしている

だけなんだ。植物をそだててくれるのは、

太陽や月、雨や風、虫や微生物たちだ。

野菜は自分の力で成長していく"

これからの季節は

お店で使うお野菜の一部も

我が家の「庭」でとれたものになります。

自分で育てたような気持ちになっていますが

私には植物を育ててあげられる力などなく

ちょっとお手伝いさせてもらっているだけなのだと

私の力でできることはほんの少し。

あとはみんな自然がやってくれていること。

それを

忘れてはいけないとあらためて感じさせてくれました。

時を同じくして

youtubeで偶然みつけた

養老孟子さんのインタビュー動画

"人の意識がかかわっていないものが自然とするならば

人間そのものが人の意識のとおり完成しない自然

そのものだ。自然にふれあうとか自然を守るとか

自分が自然であることを忘れている"

自然と共存して生きていく

などという思いそのものが

人としてのおごりなのかもしれません。

だとすると

やっぱり素直に

ただただ生きるのみです。

荒地に咲く

我が家のズッキーニの花

今年も精一杯お世話します。

あとはみなさん

お弁当に入るその日まで

どうぞよろしくお願いいたします。

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