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おべんとうことりのこと17


ゲノム編集食品をご存じですか?

昨年日本でもゲノム編集食品の販売が解禁されました。

そのひとつに

「おとなしいさば」があります。

さばは本来攻撃性が強いお魚です。

養殖をすると稚魚のうちに9割は共食いをしてしまうことから

生産性が悪く養殖にはむかない魚と言われてきました

しかし、このゲノム編集によって

「おとなしいさば」

を作りだすことにより、それが可能となるそうです。

ゲノム編集とはなにか

さばの受精卵に特殊な酵素を注入して

さばの攻撃性をつかさどる部分の

遺伝子だけを人工的に切断します

それによって

攻撃性の高かったさばは

人が扱いやすい人のための

「おとなしいさば」となるわけです。

他にもこのゲノム編集によって

身の量が多い真鯛

収穫量の多いイネ

食中毒を起こさないじゃがいも

アレルギー物質が少ないたまご

血圧を下げる成分が多いトマト

などが作られています。

この研究が世界の飢餓を救うという人がいます。

未来を救う画期的な技術だという人もいます。

たしかにそうです。

ですが、

私達だけのために

他の生き物の遺伝子を変えてしまうということは

本当に許されることなのでしょうか。

とても疑問です。

このゲノム編集には国の安全審査を受ける必要がないとされています。

ゲノム編集食品であるという表示義務もありません。

おべんとうことりでは

私の出来る限りのことをしたいと思います。

養殖のお魚を完璧に避けることはとても難しい状況です。

ですが、

可能な限り情報を集め、

可能な限り命の営みをゆがめることに加担することは

避けていきたいと思っています。

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